怪しい通りの旨い店 吉祥寺
吉祥寺駅から5分ほど歩いた明かりの少ない通りには、代わりにソープランドの明明とした看板が。人気の通りとは随分違った雰囲気の場所ですが、ここにも大好きなお店「MIYAUCHI」があるのです。
木製で揃えられた暖かな雰囲気の店内、落ち着いた照明、寡黙で手際の良いスタッフ、ゆるい音楽。ここは誰かと何でもない話をしながらゆっくり飲みたいというときにおすすめのお店です。
その日は18時半ごろに友人と伺いました。
店内では若い女性が二人テーブル席で楽しそうにしています。私たちはカウンター席に座り、まずはハートランドビールを一本頼んで飲みながらお献立を眺めます。
最初に「せせりと小松菜の黒胡椒炒め」がやってきました。歯触りの良い小松菜に黒胡椒がきいてビールが進みもう一本。
次に「かにとせりのだし巻き玉子」。茶碗蒸しのように柔らかでやさしい美味しさ。
そして「真だこと菜花の芥子酢味噌」がやってきたところでおかんを一本おねがいしました。
気づけば店内は満席に。常連客風の60代のグループ、友人同士、小上がりのちゃぶ台席では小学生の女の子がチャーハンを食べ、ご両親がビールジョッキ片手にあれこれつまんでいるところでした。
さあ私たちはメインを何にしようかと悩んでいると「れんこんと浸し豆のきんぴら」がきたのでおかんをもう一本。唐辛子のきいたきんぴらでまたお酒が進みます。
それから「鴨ステーキ」がやってきました。このメニューをいただくのは二回目なのですが、肉はもちろん、横に添えられた大根おろしにソースと肉汁が染み込んでいてこれでまた飲めてしまうのです。
最後にもう一本おかんと「たこめし」を頼みました。「たこめし」は定番メニューの様ですが初めてでした。細切れにした蛸と梅、しそ、刻み海苔が絶妙のバランスで混ぜ込まれていて、この味をもっと早く知っておけば良かったと後悔。しかし美味しいので友人にしっかり食べられてしまいました。まだまだ食べたいところでしたが、その日はこれでお会計をお願いしました。
お料理の写真を撮らなかったので描いてみました。何となく伝わればいいのですが。
暖かい時期には外のテーブル席も使われています。
今回は注文しませんでしたが、「ポテトサラダ」と「するめいかの肝焼き」が個人的おすすめメニューです。
MIYAUCHIに行かれる方は是非お試しください。